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モニン−オブコフ安定度長 (Monir-Obukhv Stability Length)

042-1.gif

κ カルマン定数(0.4)
g 重力加速度(9.8ms −2)
u* 摩擦速度(mS −1)
u 風速(mS−1)
θ* 摩擦温度(K)
θ 平均温位(K)
θvs 表面仮温位(K)
θv 仮温位(K)
CuN 運動量抵抗係数(neutral)
CuN 熱抵抗係数 Stanton number=1.3・10 3(neutral)
[拡散パラメータ]
式(1)中のσzは拡散を表現する主な要因で乱流効果、排煙上昇効果及び初期拡散効果を考慮した式(3.3)で表されるものとする。

042-2.gif

σzt 乱れによる拡散
σzb 浮力上昇による拡散
σzo 初期拡散
Pasquill−Giffordによる鉛直拡散係数σzをPasquillの大気安定度の関数として計算したものを図2.3.2に示す。海上で連続観測されている値が無い場合Lvから推定する方法についてHannaらが提案している1)。
安定側(A〜C)と不安定側(E〜G)の値の違いは大きく、安定度による拡散の形態は陸上よりも極端となる。通常、海上での平均風速は5ms −1以上と推定され、安定度は中立(D)の頻度が多くなる。海上では海水温度の日変化は1〜2℃程度のため陸上のような日変化は示さない。また、陸上の拡散係数が海上に比べて非常に大きいため、海岸線近くでは海風のとき、海上から移流した煙流が陸

 

 

 

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